第38回日本四肢再建・創外固定学会学術集会

第38回日本四肢再建・創外固定学会学術集会

ご挨拶

第38回日本四肢再建・創外固定学会学術集会開催にあたって

山崎 修司
富士整形外科病院 副院長
北海道大学病院 臨床教授

この度、第38回の本学術集会を担当させていただきます静岡県富士市にあります英志会富士整形外科病院の山崎修司と申します。市井の単科病院である当院が主管させていただくことを大変光栄に存じると同時に身の引き締まる思いでおり、スタッフ一同鋭意準備を進めています。私は、1991年に北大を卒業して整形外科に入局し、その年のうちに、残念ながら先日お亡くなりになられた大関覚先生(第25回会長)が執刀で両下肢にIlizarov創外固定器を装着する先天性脛骨列欠損症の乳児の主治医を経験しました。翌年には国立西札幌病院(現北海道医療センター)で門司順一先生(第24回会長)のもと、様々な創外固定治療を1年間みっちり勉強させていただき、卒後2年目の終わりには創外固定の道に進むことを決心し、現在に至ります。

今回のテーマは『集え、夢と希望の匠たち! ― If we don’t do it, who will ? ―』としました。本学会の参加者は、高度な知識と種々の技術を駆使して難治性骨関節疾患の治療に取り組む希少な精鋭たちです。一般整形外科診療では治癒せず不自由を抱えた患者さん達にとって、我々は夢と希望となりうるでしょう。しかし、その治療過程には多くの困難や苦労を伴います。皆様はそれらの苦境を「自分がやらなきゃ誰がやる」といった心意気で乗り越えていることも多いかと思います。そこで、各地で奮闘している同志たちが集い、情報を共有することで、気持ちも新たにまた難題に取り組む歩みを進める機会に本会がなれればという願いでおります。

教育研修講演については、秋田大の野坂光司准教授に粗鬆骨の骨折治療、順天堂大学静岡病院の最上敦彦先任准教授に関節近傍骨折の一時的創外固定・髄内釘治療、聖隷浜松病院の滝正徳先生に足関節周辺骨折の最新の内固定治療につきお話いただきます。海外からは米国ボルチモアのInternational Center for Limb Lengtheningの現センター長Philip McClure先生に小児整形外科関連のお話を、前センター長で当学会ではお馴染みのJohn Herzenberg先生には今回は倫理的・教育的な内容でのご講演を賜れることになっています。また、会員以外の先生からの毛色が違った内容のお話もしていただく企画をしました。八木整形外科病院の安田和則北大名誉教授に脛骨近位逆V字型骨切り術のお話を、北大の岩崎倫政教授には軟骨再生医療の最新の話題を、和歌山医大麻酔科の川股知之教授には四肢疼痛管理について、富士 足・心臓血管クリニックの花田明香院長に深部静脈血栓症について、さんむ医療センターの石川哲大医務部長には骨粗鬆症治療における多職種連携に関するご講演をしていただきます。ハンズオンセミナーとして東海イリザロフ法研究会の先生方による若手医師やコメディカル対象のリング型創外固定器ベーシックコースも開催しますので、これから創外固定器に触れようと思っている方々のご参加をお待ちいたします。

さて、会場の富士市は多くの方にとって新幹線で通過するだけの場所だったと思いますが、富士市の後援をはじめ、富士医師会や地元企業からの協賛も賜り、皆さまをお迎えする準備を進めております。また、ご家族もお連れになりやすいように、富士山周辺のファミリーツアーの企画も予定しております。

それでは、2025年2月7日(金)8日(土)の両日は静岡県富士市文化会館ロゼシアターで多くの皆様にお会いできることを楽しみにお待ち申し上げます。

What's new

2025.01.17
全員懇親会バスツアー詳細を掲載しました。各ページよりご覧ください。
2024.11.27
演題の募集を12月3日(火)まで延長しました。
2024.10.15
演題登録を開始しました。
2024.03.25
ホームページを公開いたしました。

事務局

富士整形外科病院
〒417-0045
富士市錦町1丁目4番23号
Tel:0545-51-3751
Fax:0545-51-1540

運営事務局

一般社団法人
会議支援センター
〒104-0041
東京都中央区新富2-4-14
新富田所ビル4階
Tel:03-6222-9871
Fax:03-6222-9875
Mail:a-csc@a-csc.org
Return Top